2007年 02月 21日
瀕死のローカル鉄道を救った「ぬれ煎餅」・・・。 一枚一枚、慈しむように焼き上げていきます。 「緊急報告 電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです」 だからぬれ煎餅を買って!と銚子電鉄がホームページで訴えたところ、 全国から応援の注文が殺到。煎餅の製造が間に合わない・・・と お詫び連発のウレシイ悲鳴、のようです。 さすが「ぬれ煎餅」というだけあって 湿気った煎餅みたいにヘニョヘニョしてますが、 ガツンとくる醤油の味がしっかり自己主張してました。 焼き上がった煎餅は、こうしてたっぷりと醤油を染み込ませます。 銚子は同じ千葉県の野田と並ぶ醤油産業の地だそうで、ヒゲタ醤油とヤマサ醤油の工場が市内にあります。ぬれ煎餅はヤマサ醤油が気合い入れて作ったタレを使っているとのこと。地元醤油の意地がたっぷり染み込んでいるわけですね。 5枚入り420円也。 ちなみに、この写真は犬吠駅で撮りましたが、 ほかに製造販売しているのは仲ノ町駅、 そして観音駅、笠上黒生駅、外川駅では販売のみとなっています。 マスコミで話題の、もうひとつの沿線名物がこれ。 観音駅で製造販売のたいやきです。1個90円也。 一見ふつうのたいやきですが、中身もふつうのたいやきでした。 ・・・と言ってしまうと身も蓋もなくなりますね(^^;) ええ、美味しかったですよ。あんこたっぷり入ってたし。たこ焼きも選べるし・・・。 これは、西海鹿島駅で次の電車が来るまで暇つぶしで撮った写真です。 これも暇つぶし・・・電車はまだ来ない(^^;) 電車を待つ鹿島駅はこんな感じ。 電車の運行間隔は20~30分。 キャベツ畑の中を走る様子を撮ろうとしたわけですが、次のチャンスまでが長いこと・・・。まわりはキャベツばかりで手持ち無沙汰この上なし(T_T) そしてこれが、粘った末に撮った「キャベツ畑を走るデハ1002」。 デハ1001系の車両は、営団地下鉄(現東京メトロ)銀座線で使われていたものだそうです。 あの黄色い車両は、こんなところで赤と黒の覆面かぶって仕事を続けていたんですね。 銚子電鉄は「シルバー雇用」の促進に一役買っているというわけです。 見方を変えれば、払い下げ車両でコスト削減という解釈もアリですが。 というわけで銚子電鉄の旅、いかがでしたでしょうか。さて、奇特にも行ってみようかな、と思われた方がいたらアドバイスです。運賃は初乗り150円(一区間180円あり)で起点の銚子から終点の戸川まで乗ると310円。たとえば銚子駅から乗って、観音駅で降りてたいやき食べて、笠上黒生駅でボロボロの廃車車両見学して、犬吠駅でぬれ煎餅買って、戸川駅で「澪つくし」案内板見学して銚子駅に戻ったら、しめて1,030円。 銚子電鉄にド~ンと寄付するつもりなら別ですが、こんな乗り方するんだったら「弧廻手形」がダンゼンお得ですよ。620円で当日限り乗り降り自由。これなら海鹿島駅で降りて文学碑めぐりしても、君ヶ浜駅で降りて君ヶ浜海岸散歩しても大丈夫。しかも沿線の観光施設割引券付き。さらに犬吠駅でぬれ煎餅1枚サービスまで付いちゃってるんですからね。ところで写真の弧廻手形は、うっかりしていて撮る前にぬれ煎餅と交換してしまいました。右下部分が千切れているのは、そんな事情によります(汗) しかし電鉄さん、これ買われたら儲からないですよね~。 経営苦しいのに太っ腹なんですねぇ。 でもそんな大らかなところが、魅力なんでしょうね。 ←ブログ人気投票に参加中。ポチッとしてもらえると励みになります(^^;
by fct_k10d
| 2007-02-21 20:41
| 旅の風景
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